ねこと余白

ポモドーロの休憩中は何をする?スマホ・別課題・自然を見る研究

時間と休憩約3分公開

執筆・運営:Muscle Industry

休憩の三つの候補を、スマホで別課題、自然の景観を見る、静かに過ごすに分け、研究された条件と日常の提案を区別した比較図。休み方の順位表ではありません。
スマホ上の買い物課題と、屋根の景観画像を見る実験を整理しています。SNS全般や、アプリの猫の絵に同じ効果があると示すものではありません。
出典:記事末の参考文献 · 確認日 2026-09-05 · 図解:Muscle Industry

休憩に入ってスマホを開いたら、気づくと次の動画が始まっていた。逆に、何もしない5分が落ち着かないこともあります。休憩中の行動を考えるときは、何をすれば必ず回復するかより、今の作業から何を切り替えたいかを見てみましょう。

スマホ休憩を比べた実験で分かったこと

2019年の大学生414人の実験は、アナグラム課題の途中に、スマホ・コンピュータ・紙で買い物リストの課題をする休憩と、休憩なしを比較しました。スマホ休憩の群は、他の休憩群より後半の課題成績が低い結果でした。研究1

これは、SNSを自由に見る休憩や、家族と連絡する休憩を調べたものではありません。「スマホで休むと絶対に回復しない」と一般化せず、同じように別課題をしても媒体によって違った実験として読む必要があります。

自然景観を見る短い休憩の研究

2015年の実験では、大学生150人を、40秒間の緑化屋根の景観画像またはコンクリート屋根の景観画像を見る条件に割り付けました。緑化屋根の群は、その後の注意課題で見落としが少なく、反応が安定する結果でした。研究2

実際の屋外散歩でも、猫のイラストを見ることでもありません。効果がどれくらい続くかや、実務の成果を直接示した研究でもないため、「自然なら40秒で集中力が戻る」とは言えません。

休憩を三つの候補から選ぶ

日常で試す候補は、情報を読まないで静かに過ごす、窓から周囲を眺める、席を離れて飲み物を用意する、といった行動です。これら全部の優劣を引用研究が比べたわけではなく、実践上の提案です。

一方、連絡を返す必要があるなら、その時間を使って構いません。その場合は「連絡対応をした」と認識し、休めたかをあとで確かめます。予定上の休憩という名前だけで、回復したと判断しないことが大切です。

休憩を始める前に、戻る場所を残す

「この続きが気になる」と思いながら休むなら、次の一手を短く書いておきます。問題集のページ、文章の段落、確かめる疑問などです。メモの研究背景は中断と再開の記事で紹介しています。

休憩が終わったら、まずそのメモを見ます。動画やニュースの続きを追って戻りにくいと感じる場合は、次の休憩で別の過ごし方を試す材料にしてください。最初から完璧な休憩を選ぶ必要はありません。

自分の休み方を比べるときの見方

一回ごとに、休憩前の疲れ方、休憩中にしたこと、戻ったあとの取りかかりやすさを短く残します。作業が違えば比較しにくいので、似た状況で何度か試します。

「休憩後に気分がよかった」と「課題を正しくできた」は別の項目です。両方を見れば、好きな休み方と、その作業に合う休み方が一致するかを考えられます。個人の記録は研究結果の再現証明にはなりません。

ねこと余白の景色は、過ごし方を選ぶために

ねこと余白には、本を読む少女と猫の景色、休憩の声、音楽があります。これらの画像や音声の認知効果を検証した研究はありません。眺める、音だけを聞く、無音にするなど、好みに合わせて使えます。

画面から離れる休み方を選ぶ日があっても構いません。アプリを閉じると音楽と声は止まり、許可した終了通知は端末設定に従います。操作は使い方、休憩時間の考え方は短い休憩の研究をご覧ください。

参考文献・資料

参照確認日:2026-09-05。対象・条件・限界を添えて紹介しています。

  1. 原著論文Kang & Kurtzberg (2019). Reach for your cell phone at your own risk: The cognitive costs of media choice for breaks.

    大学生414人。アナグラムの途中にスマホ・コンピュータ・紙の買い物課題、または休憩なしを比較。SNSや通知確認の一般的な効果ではありません。

  2. 原著論文Lee et al. (2015). 40-second green roof views sustain attention: The role of micro-breaks in attention restoration.

    大学生150人を割り付け、40秒間の緑化屋根またはコンクリート屋根の景観画像を比較。実際の散歩や長期の仕事の成果は測っていません。